湧水に寄り添って暮らす街、三島
三島の街では、湧水に寄り添って暮らしてきた様子があちらこちらで見ることができます。
住宅街のわき道を入ったところにある雷井戸は、田町の水道として活躍してた井戸なんだそうです。現在はミシマバイカモの咲く癒しの場所になっています。
太宰治の文学碑にあるように、三島の家々では庭先を流れるせせらぎを台所に引き込み、そこで洗い物をしていたそう。その引き込みの跡が今も壁に残っているのを発見。その他にも、割れた茶碗を川に流す風習から、江戸時代の欠けた陶器が下流でみつかったりしますよ。そんな風習があったことにもびっくりしました。
三石神社にある水路の跡。
朽ちているモノもなんだかよいものだね。
太宰治の文学碑。
湧水の街三島の当時の様子が書かれています。
台所まで水路をひいていた跡。
富士の雪解け水、冷たかっただろうなぁ。
観光に、地元の人にちょうどいい散策路でした
三嶋大社にお参りし、白滝公園で遊ぶ子どもたちを眺めながら進むと、三島駅に到着です。
せせらぎコースでは、観光客の方から地元の方までいろいろな方に出会います。年配の方から、小さなお子さんを連れたファミリーにも。
Facebookに「せせらぎコースの散策に行ってきました。」とアップしたら、いつも以上の反響が!! みなさん、三島が好きなんだな。源平衛川は初夏が一番とのご意見もいただきました。ごもっとも、わたしも源平衛川で子どもたちが無邪気にはしゃいでいる光景を眺めるのが好きですね。みなさんも、ぜひ初夏のせせらぎコースを散策してみてください。
三島に来たら、ぜひ見ていただきたい
ミシマバイカモの小さな花。
冷たい湧水の中でけな気に咲いています。
コースのあちこちに気遣いが・・・
これで、どんな方でも迷わないはず!
三嶋大社門前の、「せせらぎテラス門前茶屋」で一休み。